#12 電氣頭脳 | 世界観設定コラム The World | SPECIAL | 『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』
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世界観設定コラム The World
#12 電氣頭脳
世界観設定 鈴木貴昭
清六が電氣目録の中に仕込んだ銅板に書かれていた回路図、それは清六が電氣の未来が来ると信じて書き上げた電氣頭脳の中枢部であった。
決して疲れず、決して休むことなく、決して間違えずに人間よりも素早く計算を行い続ける機械、それが清六が夢見た電氣頭脳である。
既に歯車の組み合わせによって加減乗除の計算を行う機械式計算機は存在して、量産もされており、一般販売も行われていた。
内国勧業博覧会に出品され、また自動算盤と呼ばれる機械の特許も出願されている。
だがこうした機械式計算機はある特定の計算に特化しており、汎用の論理演算は行えなかった。
だが電球を曲がりなりにも完成させた清六は、電球から発展させた真空管の原理にも気が付き、電極で電子の流れを制御してオンオフさせることで、二進法の0と1を扱えるようになる。
これを複数組み合わせることで、複雑な信号を処理する論理回路を作るのが可能となり、機械式計算機よりも素早く計算を行えるようになった。
これが電氣頭脳の根幹部分であり、洋輔は巨大化させれば人間の脳を作り出せると信じた。
※登場する人物・団体・時代等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
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